不入道地区

不入道地区

案内人:添田 文男
ここは昔、那珂川町の中心地だった地区。
劇場や遊技場、旅館なんかもあって、そらぁ賑やかだったとばい。

これば見らんと」①
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軟弱な心身は滝に打たれて清めよ!
不入道の滝

全国から修行僧やプロレスラーなどスポーツ選手が訪れる滝業の場。高さ約9mから流れ落ちる滝の水を3本の管に引いて、打たせ滝にしているちょっと珍しい場所です。周囲には観世音菩薩や不動明王などの石仏が多く祭られています。毎年7月17日の千燈明の祭りでは、滝がロウソクの明かりに包まれ、より一層幻想的な風景に。
隣には広さ3000平米もあるつつじ園があり、5月頃が見頃。厳しい修行の後は美しい花々に癒される、アメとムチならぬ、「タキとハナ」なスポットです。

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不入道の滝01-2

 

「これば見らんと」②
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愛らしい花房に馬でなく人も酔う。
馬酔木(あせび)

県の天然記念物に指定されているツツジ科の常緑低木で、樹齢はなんと約1,000年。以前は見上げるほどの高さを誇っていましたが、台風のため残念ながら折れてしまい、現在は樹高2.9m程に。しかし、馬酔木の中でもまれに見る巨木で、幹の途中には大空洞があるなど、他の馬酔木とはひと味違う佇まいに思わず目を奪われます。初春の頃、すずらんに似た小さな白い花を枝いっぱいに咲かせた姿は見事です

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アセビ

 

不入道の昔話 「クモ退治」
むかしむかし、不入道に猫池という池があり、そのほとりに一軒の茶店があったとさ。一人の美しい娘がおり、旅人を見つけては「ここで一服しませんか」と誘い、旅人はふらふらと引き寄せられるように茶店に消えて行き、そのまま二度と出てこなかった。噂を耳にした勇敢な武士が娘の正体を確かめてやると茶店へ出かけた。娘は待ってましたとばかりに「こちらへどうぞ」と微笑みかけてきた。意識が遠くなりかけながらも武士は店の奥へ進んだ。店の中は広く、立派な毛せんが引かれていた。娘に言われるまま上がり込むと、突然毛せんは生き物のように動きだし、武士を包み込もうとした。
武士は「化け物め!」と娘を刀で斬りつけると、「ぎゃー」と叫ぶと同時に大きなクモとなって山へ消えて行き、毛せんはクモの巣に変わっていた。それ以来、人々は安心して旅を続けることができたとさ。
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